グローバルマクロ経済の展望と投資環境 -過去の物価上昇の経験と人口動態の新たな転換から-

When:  Jan 19, 2023 from 07:00 PM to 08:30 PM (JP)
Associated with  CFA Society Japan

【日本CFA協会ウェビナー】
グローバルマクロ経済の展望と投資環境
-過去の物価上昇の経験と人口動態の新たな転換から-

日時:2023年1月19日(木) 19:00-20:30
※Zoomを利用したウェビナーとさせていただきます。  
講師:佐治 信行氏 (ニッセイアセットマネジメント株式会社 リサーチフェロー兼上席エコノミスト)
会費:日本CFA協会会員(正会員、準会員、アソシエイト会員、プロフェッショナル会員): 無料、受験者: 2,000円、非会員: 3,000円
PLクレジット:1.5
講義が焦点を当てる分野:Economics
 
講演内容
米中対立、新型コロナ、そしてロシアのウクライナ侵攻。この5年を境にして世界情勢は激変、物価の高い上昇率が継続している。物価上昇率を過去250年平均すると2%、ただ金本位制廃止(1931年)以降の平均上昇率は平均5%弱である。過去においてこの5%を超えて物価が上昇する局面での共通点と言えば国際紛争勃発及び国家対立であるから、足元で物価情勢の大幅な変化は必然的な経済現象と言える。
そうした中で今後については人口動態には再度注目しておきたい。特にひとりで健康に暮らせる限界年齢、「健康寿命」は鍵だ。米国と中国、2つの経済大国での年間健康寿命到達者数が出生者数を2020年及び2022年に超えた。米国で突如の人手不足が起こり、中国の経済牽引力が退化してきているのはこの「人口シルバークロス」が影響している。こうした環境下での物価上昇を克服するに何が必要か。
1980年代初頭の物価上昇(米国)を沈静化させた要因、それは日本製品と言う「物価の冷やし玉」であった。失業の増加と言う傷みを伴うことになったが、それは生産性革命(メカトロニクス・FA化等)であり、新供給網の出現であった。ここに過去30年のグローバル経済から次の30年の安定的且つ継続的な国際経済発展への移行手段のヒントがあるのではないか。
 
講師略歴
佐治 信行氏 ニッセイアセットマネジメント株式会社 リサーチフェロー兼上席エコノミスト
ニッセイアセットマネジメント株式会社で内外へのリサーチ情報発信を担う。1982年日興証券(現SMBC 日興証券)、1999年興銀証券(現みずほ証券)、2006年三菱UFJ証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)を経て、2018 年より現職。新興国を中心とした現地調査、企業との対話を通じた産業分析を特色とするエコノミスト。日経ヴェリタスエコノミスト部門ランキング累計16年1位、Institutional investors 誌Japan Economist部門連続17年1位。愛知県出身。

登録方法
セミナーにご参加の際は以下のウェブサイトよりお申し込み下さい。
https://cvent.me/Mz2xEk
※日程が近づいて参りましたらZoomウェビナーのリンクをご登録いただいた皆様に送付いたします。
 
日本CFA協会
[email protected]