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[2023.12] CFA SOCIETY JAPAN NEWSLETTER December 2023, No.62

アドボカシー・コミッティ活動報告

アドボカシーコミッティでは、引き続き、会員のCPE取得や投資家に影響のある規制や市場で必要になった議論すべきテーマを取り上げています。ポリシーエンゲージメントでははじめて審議会の議題(大量保有報告書と公開買い付け)について審議中に取り上げました。これによって内外の投資家が審議中の内容に関心をもち、必要によって金融庁に意見発信を行うこともできます。またCOP28の開催もあり全ての金融機関が関係するスコープ3の開示「Financed Emissoions」について、金融庁・経産省・環境省連名で10月に発表されたポジションペーパーについて取り上げました。また定期的に取り上げている日銀システムレポートでは、金利上昇とともに関心がたかまっており、初めてパネリストもまじえたディスカッションを行いました。 ソートリーダーシップでは、CFA協会のAIに関する研究レポートの紹介、「WICIジャパン人的資本分科会報告書」の議論を紹介するウェビナーを開催したほか、インド経済について取り上げました。また毎年恒例の5回連続講座の4回目として、大学系ベンチャーキャピタルとコーポレートベンチャーキャピタルの関係者によるウェビナーも開催しました。本年から立ち上げた金融教育に関するワーキンググループ(金融教育WG)では、金融リテラシー・マップの一層の活用に向けた提言を行うべくアンケートを実施、145名から回答をいただき、その結果を日本CFA協会のウェブサイトで公表しました。

アドボカシー・コミッティ・チェア 三井千絵 

渥美博行, CFA  


メンバーシップ・コミッティ活動報告

メンバーシップ・コミッティでは Featured Articlesで取り上げられたイヤーエンドパーティに加えて、オンサイトでのイベントの開催を増やしてきています。 9月には、今年からの新しい試みである、週末のランチネットワーキングイベントを日本橋エリアで行いました。10月には、CFA試験受験者向けの交流の場としての Open Spaceを大手町の東京金融ビレッジ (FINE TOKYO) で開催いたしました。また外部講師による試験対策セミナーもハイブリット形式を取り入れています。11月には、CFA試験後のクールダウンも兼ねた、会員と受験生を対象としたネットワーキングイベントをBAR of Tokyo 丸の内トラスタワー店で開催いたしました。 来年も引き続き、会員や受験生の皆様の満足度を上げられるイベントを開催していきたいと考えています。

メンバーシップ・コミッティ担当理事 佐藤靖子, CFA 

In addition to the Year-End Party detailed in the Featured Articles section, the Membership Committee has been hosting onsite events increasingly. In September, we held a lunch networking, a new weekend event starting this year, in the Nihonbashi area. In October, we arranged Open Space, a place for CFA candidates to interact and network at FINE Tokyo in Otemachi. Besides, we have introduced a hybrid (onsite and online) format to CFA exam seminars by external lecturers. In November, we threw a networking party for both CFA charterholders and candidates at the BAR of Tokyo in Marunouchi, which also served as a cool-down after the CFA exams. We will continue arranging events to increase CFA charterholders‘ and candidates’ satisfaction in 2024.

Yasuko Sato, CFA  CFA Society Japan Board Member 


パブリック・リレーションシップ・コミッティの活動報告

Global Financial Hub  

日本CFA協会では、日本政府が推進する日本の国際金融センター化構想に貢献することを3年計画の1つの柱にすえ様々な取り組みを実施しています。2023年7月には、アジアを中心に金融専門家8人のラウンドテーブルを開催し、参加者に本音ベースでのディスカッションをお願いし、様々な意見を伺うことができました。このラウンドテーブルでの意見をベースに2023年9月に金融庁に取り組むべき施策を提案しました。今後も政府が取り組む「資産運用立国」構想に対して積極的に提案を行う予定です。この活動に興味のある会員の方は、ぜひお気軽に日本CFA協会事務局にご連絡ください。

ジャパンインベストメントカンファレンス2024開催決定

2024年5月23日(木)に東京コンベンションホールで開催が決定しました。今回のカンファレンスは「Unlocking the potential of AI - AIの可能性を解き放つ -」をテーマに、AIの資産運用業における活用に関する最新動向を幅広くご紹介し、内外の実務家・専門家をスピーカー並びにパネリストにお迎えし、その背景や影響について議論を深めて頂きます。次回のニュースレターではカンファレンスのプログラムの詳細についてご案内しますので、楽しみにしてください。

SNSを活用した広報活動

今や身近な媒体になったSNSを使った広報活動を活性化するために、ボランティア・メンバーを募ってプロジェクトを推進しています。CFAの認知度が低い日本で「CFAの魅力」の発信に努める施策を徐々に実行に移しています。CFA受験者の年齢層に近いCFA資格者が「CFAの魅力」を発信する「Voice of CFA Charterholders」を日本CFA協会ウェブサイトに掲載しました。今後はSNSを使った発信に移行するとともに、「CFAの魅力」を発信するコンテンツを充実する必要性があります。本プロジェクトにアイデアを下さる有志の方のご参加をお待ちしております。ぜひお気軽に日本CFA協会事務局にご連絡ください。

パブリック・リレーションシップ・コミッティ・チェア 松本昭彦, CFA 

ユニバーシティ・コミッティ活動報告

今回はこちらの記事をご覧ください。

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