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[2026.4] CFA SOCIETY JAPAN NEWSLETTER April 2026, No.69

CFA協会リサーチチャレンジ2025-2026 国内大会優勝校がアジア太平洋地区大会決勝に初進出
~名古屋大学Aチームのチャレンジ~

前回お知らせした通り、昨年12月6日に開催されたCFA協会リサーチチャレンジの国内大会の最終審査会(決勝ラウンド)において優勝した、京都大学Cチーム(指導教官:砂川 伸幸教授、メンター:アモーヴァ・アセットマネジメント 伴 明泰氏)、名古屋大学Aチーム(指導教官:清水 克俊教授、メンター:オメガ インベストメンツ/グローバルIR, Inc 椎名 則夫氏)の2チームが日本代表としてアジア太平洋地区大会に進出しました。

代表2チームは、まずアジア太平洋地区を4つに分割された小地区の中の1つ、東アジア小地区大会にコマを進めました。この小地区大会はビデオで撮影したプレゼンテーションをジャッジ(審査員)が評価するという形式で、入念な準備もできる一方で、質疑応答がないため自分たちの伝えたいメッセージをより明確にしなければならないという一発勝負の要素が非常に強い、難しい大会でしたが、日本代表2チームのうち名古屋大学Aチームが見事、東アジア小地区を勝ち上がり、アジア太平洋地区大会セミファイナルに進むことができました。

4月1日に行われたアジア太平洋地区大会セミファイナルでも、Breakout2に振り分けられた名古屋大学チームは見事勝ち抜き、パキスタンの大学とともにアジア太平洋地区大会ファイナルに進出しました。4月3日に4つの大学で争われた地区大会ファイナルでは、名古屋大学チームは惜しく敗退し、グローバル大会まであと一歩、というところで、その挑戦を終えることとなりました。

結果は非常に残念でしたが、過去18回行ってきた国内大会の優勝チームがアジア太平洋地区大会のファイナルにまでコマを進めたのは初の快挙であり、日本大会のレベルもようやくここまで上がってきたと感無量であります。昨年8月初めに国内大会のキックオフミーティングを開催してから、ここまで約8ヶ月もの間チームが努力を続けたことの結果が示されたと思います。最大の賛辞を贈ると共に、ここまで盛り上げてくれたことに感謝したいと思います。

また、惜しくも東アジア小地区大会で敗退した京都大学Cチームも、分析の内容やプレゼンテーションの質など、決して他のチームに引けを取るものではなく、ここまで勝ち進んだことを誇りに感じて頂きたいと思います。

CFA協会リサーチ・チャレンジは全世界の大学生・大学院生(1,000校を超える大学から6,000名を超える学生)が参加する教育・ネットワーキングイベントです。3~5名で構成された大学生・大学院生チームの皆さんが株式アナリストとしてCFA協会が指定する分析対象企業を分析し、その優劣を競うイベントです。この2025-2026年大会でも国内の参加大学の拡大に努め、前大会から6チーム増加の過去最高となる37チームに参加頂きました。昨年8月2日のキックオフミーティングで始まった大会において、各チームは指導教官及び運用業界の専門家であるメンターの指導を仰ぎながら、10月下旬に本文10ページ・参考資料最大10ページから成る英文投資推奨レポートを提出し、グレーダーチームによる厳正なる審査を受けました。その結果、上位8チームが勝ち上がり、12月6日の決勝ラウンドにおいて分析内容のプレゼンテーション・質疑応答を経て、上記の通り、京都大学Cチームと名古屋大学Aチームが優勝し日本代表となりました。

本大会に参加するチームの分析力は年々着実に向上しており、国内18回目の開催となった今回ではさらにもう一段の分析力、プレゼンテーション力の向上が見られ、会場からはまるでプロだとの声も上がっていました。日本代表がグローバル大会にまで勝ち上がる日もそう遠くないかもしれないと期待しています。

今年も、19回目の国内大会を開催すべくそろそろ準備を始めようと考えているところです。幸いなことに年々規模が拡大し、多くの優秀な学生がリサーチ業務や資産運用業界でのキャリア形成を目指すきっかけとなっている本大会は多くのスポンサー企業様やほぼ100名に及ぶ大勢のボランティアの皆様の協力に支えられて成立しています。ここに改めて御礼申し上げますとともに、今年も一層のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ユニバーシティ・コミッティ・チェア 有江慎一郎, CFA

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